注目のM&A

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エムスリーがキャノンメディカルシステムズの診療所向け
医療会計・電子カルテ事業を譲受
エムスリーは、キヤノンメディカルシステムズより、診療所向け医事会計及び電子カルテ事業を譲り受け、エムスリーの子会社として電子カルテおよび医療 DX 事業 を推進するエムスリーソリューションズ(M3S)へ事業統合する。
エムスリーは、日本の医師の9割にあたる31万人以上が登録する医療従事者専門サイト
「m3.com」を運営し、製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供している。昨今は、AI を用いた診断ツールの開発、オンライン診療の提供、脳梗塞リハビリ施設のグループ会社化など医薬品マ ーケティングに留まらないサービスの拡充、またそれらを複合的に組み合わせ医療疾患課題自体の解決 を推進している。 特に、AI 搭載クラウド電子カルテの「エムスリーデジカル」においては、導入件数が3,600 件を突破 し、診療所の診療効率化の支援を行ってろい、加えて、予約、自動受付、問診、キャッシュレス決済、CRMの機能をワンストップ化し、患者の診療体験をより便利にする「デジスマ診療」の提供を 2021 年 10 月に開始し、診療プロセス全体の生産性向上に寄与するべく、DX 支援を推進しその範囲を拡大している。 M3S は、医療機関に対し、電子カルテ等の医療システム提供を通じて、医療現場の DX 実現を支援しており、2022 年4月の社名変更を経て、診療所に提供する付加価値の更なる拡張を図っている。
キヤノンメディカルシステムズは、尊い命を守る医療に貢献したいとの思いが込められた
「Made for Life」を経営スローガンとして掲げ、医療機器分野において、X 線診断システム、CT システム、MRI シス テム、超音波診断システム、ヘルスケア IT ソリューションなどの開発、製造、販売、技術サービスを提 供しており、特に、診療所向け医事会計・電子カルテシステムは、1970年代より長年にわたり販売・ サポートしてきた実績と経験があり、各診断システムとのシームレスな連携を実現する事で、医療現場の DX 化を推進し医療現場の課題を解決しています。
キヤノンメディカルシステムズの診療所向け医事会計・電子カルテ事業の譲受により、M3S が医事会 計・電子カルテを提供する医療機関数は 10,000 以上となり、取り扱う製品のラインナップが拡がる ことで、医療機関の様々なニーズに対し、更に幅広く対応することが可能となる。 更にキヤノンメディカルシステムズが築いてきた日本全国の販売会社各社との関係性を継続させてい ただくことで、今回譲受を行う電子カルテ事業のみならず、患者の診療体験を向上させるエムスリーの既存サービスの展開も加速していく。
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