注目のM&A

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デジタル・インフォメーション・テクノロジーがシンプリズムの株式を取得し子会社化
デジタル・インフォメーション・テクノロジーがシンプリズムの株式を取得し子会社化する。
デジタル・インフォメーション・テクノロジーは、1982年の創業以来、独立系システムインテグレーターとして、急速に進む技術革新により事業構造が大きく変化するIT業界にあって、存在感を示しながら顧客の期待に応えるため多岐にわたる事業活動を推進してきた。
金融・医療を主とした業務系システム開発、システム運用保守サービス、車載・半導体を主とした組込み系システム開発および検証業務などの事業領域を得意としており、更に、サイバーセキュリティや働き方改革などの社会ニーズに適合した独自の自社商品を提供している。今まで主にオーガニックグロースで成長して生きたが、近年、顧客の期待が高まる中、リソース不足等の理由で顧客からの期待に応えることができない事例が多く発生しするようになり、人員強化が喫緊の課題となっていた。
こうした事態を受け、昨年8月に中長期経営目標「DIT2030ビジョン」を掲げ、その中で、コア事業の現場力強化を重点施策とし、シナジー効果を発揮できる案件があれば、積極的にM&Aを実施する旨を宣言した。
一方、子会社となるシンプリズムは、2011年の創業以来、システム運用保守サービスを中心に事業を展開し、規模および業績は順調に拡大していたものの、単一事業領域であるがゆえに社員のキャリアアップ、チャレンジできる環境づくりに問題を感じ、打開策を模索していた。
こうした中、デジタル・インフォメーション・テクノロジーの人員強化の要望と、新プリズムの多岐にわたるビジネスモデルにチャレンジできる環境への要望を組み合わせることにより、デジタル・インフォメーション・テクノロジーについては、リソース不足による機会損失の削減、新プリズムについては、社員のキャリアアップのための環境の確保、新たな分野での技術の獲得といったシナジー効果が見込まれるため、双方合意のもと子会社化の株式譲渡契約を締結することとなった。
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