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日産自動車がピークルジャパンエナジーの株式を取得し子会社化

日産自動車は、車載用リチウムイオン電池事業を行うビークルエナジージャパンの株式取得についての最終契約書を締結した。 日産自動車は、INCJが保有するビークルエナジージャパンの全普通株式を取得し、またビークルエナジージャパンが新たに発行する普通株式を引き受け、その結果、ビーク ルエナジージャパンは日産自動車の連結子会社となる。なお、日産自動車および既存株主であるマクセルおよび日立Astemoは、ビークルエナジージャパンの株式を共同で保有することとなる。

ビークルエナジージャパンは、セルからパックまでの一貫した生産体制及びバッテリーマネジメントシステム技術を保有しており、今後成長の見込まれるハイブリッド車向けの車載用リチウムイオン電池、モジュール及びバッテリーマネジ メントシステムの開発、製造、および販売をしている。

日産自動車は、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」において電動化を戦略の中核とし、移動と社会の可能性を広げることで、モビリティの枠を超えた高い価値を創造することを目指しています。日産自動車の重要な取引先であるビークルエナジージャパンは、「Nissan Ambition 2030」における電動化戦略においても重要な役割を担っており、本出資は、日産自動車にとって安定的なバッテリーの調達先の確保だけでなく、性能・コスト双方で優位性を持つ次世代電池の開発の実現に貢献する。また、本件後もビークルエナジージャパンは日産自動車のみならず、全てのお客さまに広く、かつ安定的に電池を供給し、マクセルおよび日立Astemoは株主として、日産自動車と共にビークルエナジージャパンの事業運営を支援していく。