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クリエイト・レストランツ・ホールディングスがサンジェルマンの株式を日本たばこ産業から取得し子会社化

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、関東を中心に展開するベーカリーのトップブランドの一つであるサンジェルマンを運営するサンジェルマンの株式を日本たばこ産業から全て取得し、連結子会社とする。

サンジェルマンは、1970年に第1号店を出店した伝統ある関東地盤のトップベーカリーの一つで、現在、「サンジェルマン」、「プルミエサンジェルマン」等のブランドで78店舗を展開し、創業当時から受け継がれる丁寧な商品作り、素材や製法にこだわった商品開発、店舗やFSSC22000取得の横浜工場での最高水準の安全管理から生み出される商品は、お客様の日々の暮らしに溶け込み、親しまれ、高い支持を得ている。また、北海道サンジェルマンは、北海道全域の主にスーパーマーケットに「レフボン」、「サンヴァリエ」等のブランドで68 店舗を出店し、その焼きたてで高い品質の商品は、サンジェルマン同様に、地元のお客様の日々の生活を支えている。

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、昨年7月に掲げた中期経営計画において「アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直し」を第一の柱と定め、「日常」、「定番」、「地域密着」をキーワードに新たなポートフォリオの獲得を目指してきたが、今回のサンジェルマン及び北海道サンジェルマンのグループへの参加は、この戦略に沿うものであり、両社の持つ伝統のブランドと厚いお客様基盤に、クリエイト・レストランツ・ホールディングスの持つ外食専業企業としての店舗運営ノウ ハウを加え、新規出店やイートイン強化を含めた店舗改装等の前向きな投資を進めることで、両社の新たな成長を進めていく。

さらに、両社のシナジーが大いに発揮され、両社がクリエイト・レストランツ・ホールディングスのグループサポート機能を活用することで、収益面での貢献も期待できるものと判断した。クリエイト・レストランツ・ホールディングス既存のベーカリー子会社であるグルメブランズカンパニーに加え、サンジェルマンをグループに迎え入れることで、お客様の日々の食卓を支え、憩いのひと時を提供するベーカリー事業を新しい主力事業の一つと位置付け、末永く成長を目指していく。