注目のM&A

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積水ハウスがマルホンの株式を取得しグループ化

積水ハウスは、アント・キャピタル・パートナーズが管理・運営するファンドが保有するマルホンの株式を全株取得し子会社化した。

マルホンは、1934年の創業以来、無垢木材のインテリア材(フローリング、壁・天井材、カウンター、階段材など)を中心とした木質建材の輸入・企画・製造・販売を手掛け、国内外の原産地に豊富な木材調達ネットワークを有し、デザイン性と実用性を兼ね備えた商品を展開している。本物志向の顧客ニーズに対応した高品質・高付加価値の商品力が強みであり、これまでも積水ハウスの住宅・非住宅の新築、リフォーム事業において、フローリング等の内装建材を中心に採用してきた。

また、マルホンの100%子会社であるワイス・ワイスでは、国産材・地域材を使った家具づくり・空間づくりを行っており、住宅・非住宅を問わず多くの納入実績を有している。

マルホンは業界に先駆けて20066月に国際的な森林認証制度であるFSC®Forest Stewardship Council®)認証およびPEFCProgramme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)認証において、認証森林から産出される認証生産物の加工・流通過程を認証するCoCChain of Custody)認証を取得、マルホン独自の木材デューディリジェンスプロセスを確立してトレーサビリティの確保などに努め、積極的に「SDGs」への取り組みを強化している。

積水ハウスは、環境への配慮と高い商品力を両立させたマルホン、ワイス・ワイスの強みを活かしながら、当社グループ内にとどまらず、国内外の住宅や非住宅などの全ての建築物に最高クオリティの木材を提供し、そこに住まい、集う人々にとって幸せな場所を提案していく。