注目のM&A

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AZ-COM丸和ホールディングスがC&FロジホールディングスにTOB。子会社化を目指す。

AZ-COM(アズコム)丸和ホールディングス(HD)は、C&Fロジホールディングス(HD)にTOB(公開株式買い付け)を実施すると発表した。C&FロジHDの完全子会社化を目指す。

アズコム丸和HDからの経営統合案を、C&FロジHD側は拒否していたが、アズコム丸和HDでは統合によるメリットは大きいと見てTOBでの子会社化に踏み切る。TOB5月上旬に開始予定で、買い付け予定数の下限を10848304株としている。

アズコム丸和HDは、同社のアマゾンジャパンを主要な取引先とするラストワンマイル事業やEC(電子商取引)、3PL事業の総合力と、コールドチェーン物流に強みを持つC&FロジHDとのシナジーにより、低温食品物流業界で確固たる地位を確立するとしている。

具体的には、アズコムグループの247拠点と、C&Fグループの127拠点で共同配送網を形成し、センター運営を効率化することで両社の収益力向上を図る。また、スケールメリットを生かし、低温物流業界における売上高ではニチレイロジグループ本社とヤマトホールディングスに次ぐ3番目の市場規模となる見通しとしている。

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