注目のM&A

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小田急電鉄がUDSの株式を取得し子会社化

小田急電鉄グループでは、人口減少・少子高齢化の進展等の事業環境変化の中で、沿線価値の向上と着実な事業成長を実現するために、既存事業の収益力強化に加え、新たな事業領域の創出や海外も含めた事業エリアの拡大等を志向している。
UDSは、注宅開発やまちづくりに関して、住民参加型で開発を行うコーポラティブハウス事業や、目黒区の複合施設「CLASKA」等の中古物件の再生をはじめとした不動産リノベーション事業に多くの実績を持つほか、江東区の「キッザニア東京」や渋谷区の「代々木VILLAGE」の企画・設計を担当するなど、エンドユーザーの視点に立った新たな生活スタイル創造に定評がある。また、「ホテルカンラ京都」「ホテルアンテルーム京都」のように既存物件のコンバージョンに関する企画・設計から、その後の運営までをトータルで実施するなど、小田急電鉄グループにはないビジネスモデルを有している。
小田急電鉄グループは、UDSを子会社化することにより、鉄道サービスのさらなる品質向上にあわせ、沿線での新たな街づくりや既存施設のリノベーション等を通じて、沿線の暮らしやすさを向上させていくとともに、沿線内外での不動産取得等により収益基盤の拡充を目指す。
さらにUDSは、中国の上海を拠点として、海外でも建築・不動産の企画・設計・運営を手がけるなど、アジア各国との幅広いコネクションを有しており、今後同社の海外事業ノウハウを取り入れたインバウンド対応強化施策や海外展開を推進していく。

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