蝶理がミヤコ化学の株式を取得し子会社化する。
ミヤコ化学は1921年創業の業歴90余年を有する化学品・合成樹脂・医薬品・食品・包装材・電子部品等の原料・製品および周辺材を取り扱う商社で、幅広い取扱い商品と良質な取引先等の基盤を構築しており、主に国内ユーザーを中心としたビジネスを展開している。その取扱商品は、基礎化学品、産業資材、ファインケミカル、食品と幅広く、蝶理の展開する化学品事業の取扱商品と一致する部分がある。
蝶理は、国内事業を中心とするミヤコ化学を子会社化することにより、基盤の貿易事業(輸出入・海外取引)を補完し、国内外のバランスの取れた展開が可能となり、化学品事業の将来の拡充に向けて布石となると考えている。具体的には、ミヤコ化学が国内で調達する商材を蝶理の海外ネットワークを活用することで貿易取引の拡大を図るとともに、蝶理が海外で調達する商材をミヤコ化学の国内顧客に販売すること等でシナジー効果が生じるものと考えている。
ミヤコ化学は既に一定の事業規模を有しており、収益性は安定しており、近年の業績は順調に拡大していることから、ミヤコ化学の子会社化は蝶理グループにおける事業規模および収益性の拡大を期待することができ、企業価値の増大に資するものと、本件の決断をした。
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