ブイ・テクノロジーは、NSKテクノロジーの全株式を日本精工から取得し子会社化する。
NSKテクノロジーは平成23年に日本精工のフラット・パネル・ディスプレイ(FDP)製造用露光装置事業が分社され設立された会社で、同社は景気循環による需要低迷期や厳しい市場競争を乗り越えながら、着実に市場での地位向上を果たしてきた。
今後、露光装置市場は、中国をはじめとする新興国における需要拡大や高精細テレビへのニーズの高まり等を背景に中長期的に拡大が期待される一方、液晶テレビ、スマートフォン等の低価格化に伴う値下げ圧力も予想されている。
ブイ・テクノロジーは、FDP向けの製造装置メーカーとして、検査、修正、測定装置に加えて、FDP量産ラインへの採用の勢いが増す光配向プロセス向けの露光装置事業においても、確固たる地位を占めている。NSKテクノロジーのFPD製造用露光装置事業とブイ・テクノロジーの手がける光配向プロセス向けの露光装置事業を統合し、更なる経営効率化と競争力効果を図り、両事業の価値最大化を実現するべく、NSKテクノロジーの全株式を取得し、子会社とすることを決定した。
将来に向けて、両社の統合されたプラットフォームに基づき、NSKテクノロジーの技術とブイ・テクノロジーが独自開発する技術とを融合させ、新装置の開発を加速させ、世界最高のイノベーションを創造し、広く社会に貢献していく。
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