アスラポート・ダイニングは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で428店舗を展開し、平成25年度より新たに「食のバリューチェーンを構築する」という目標を掲げて外食から生産事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。
九州乳業は50年以上の歴史をもち、主力ブランド「みどり牛乳」をはじめ、ヨーグルト、プリン等の様々な乳製品を製造・販売しており、平成25年4月より阪神酒販グループの東洋商事が主要株主として経営に携わり、全国の商流ネットワークを活用し業績改善を図ってきた結果、現在、九州乳業の生産能力はほぼピークに達し、今後の更なる事業拡充のためには追加設備投資が必須となり、そのための財務力や信用力の改善が喫緊の課題となっております。
本件により、アスラポート・ダイニングとしては、九州乳業が運営する事業を活用することで、展開する外食チェーンや外部企業に向けての取引拡大が見込め、九州乳業としては、上場企業であるアスラポート・ダイニングが親会社となることにより、財務体質ならびに信用力の強化が見込めることとなり、本件を決定した。