イズミがデイリーマートの株式を取得し子会社化する。
イズミグループは、中国・四国・九州地方を出店エリアと定め、当該エリアに密度の高い店舗網を形成することにより、競争優位の獲得を図ってきた。特に四国地方では、大型ショッピングセンター「ゆめタウン」の展開を先行し「ゆめブランド」が地域のお客様にとって価値あるものとなるように努めてきた。
一方、デイリーマートは食品スーパーを中心とした地域密着型の小売業として「あふれる笑顔を食卓に」をスローガンにサービスや商品の品質向上に努め、お客様満足度ナンバーワンの店作りを推し進め、また積極的な出店により展開エリアを吉野川流域から徳島市周辺へと拡大し、着実な成長を遂げてきた。
イズミが展開する広域型の大型ショッピングセンターの「ゆめタウン」とデイリーマートが展開する小商圏型食品スーパーは相互に補完しうる関係にあり、両社が協働することで物流・販促等のスケールメリットやブランド力の向上、地域ノウハウの共有といったシナジー効果が期待され、さらにデイリーマートとイズミは単なる価値競争に陥らない付加価値の創造を求める商品政策やお客様の視線で絶えず自社のサービスを見直し続けていく販売政策等、両社の経営姿勢には共通するところが多くあり、イズミはデイリーマートを四国戦略のパートナーとするため、デイリーマートはイズミの活用により一段の成長を実現するため、両社は提携することで合意した。
両社はお客様に一層ご支持いただける小売グループとして、地域社会の活性化に貢献し、イズミが中長期的ビジョンとして掲げる年商1兆円の達成に向けて前進していく。