積水化学工業がエーザイからエーザイが全株式を保有する子会社で、臨床検査薬、臨床検査用機器等の製造・輸入・販売を行うエーディアの全株式を取得し、子会社化する。
積水化学工業では、中期経営計画でグループ全体の成長を牽引する８つの成長事業の一つとして「検査薬システム」を位置付け、検査薬システム事業を含むライフサイエンス分野の事業拡大に注力している。
エーディアは昭和29年に三光純薬として創業し、平成23年にエーザイの完全子会社となったエーザイグループの診断薬事業の中核会社である。
エーディアと積水化学グループの積水メディカルとは、臨床検査薬の共同開発から製造、販売に至るまで幅広くパートナーシップを構築してきたが、これまでのパートナーシップをさらに進展させることで、エーディアの持続的成長とさらなる発展につながると判断し、エーザイは積水化学工業に譲渡することとなった。
積水化学工業は、エーディアの固有の技術や製品、人的資源を取り入れることで、積水化学グループのライフサイエンス分野を、グルーバルでプレゼンスのある事業体に成長させることを目指す。