富士通は日揮が発行済み株式の100%を保有する日揮情報システムの全株式を取得する。日揮情報システムは日揮グループ各社の情報インフラ・基幹情報システムの開発および運用・保守サービスを担うとともに、建設会社や官公庁など向けにもシステム開発、運用・保守サービス、パッケージ製品販売の分野においてビジネス展開を図ってきた。
昨今の急速なICT技術の変化の中、日揮では同社がICTソリューション会社としてさらに高度な技術力およびソリューション力を獲得して成長・拡大を果たし、日揮グループに対して従来以上に高品質なシステムとサービスを提供するとともに、建設分野および設備保全管理分野等に向けた外販事業を強化するためには、革新的なテクノロジーを活用しグルーバルにICTソリューションを提供する富士通グループの一員として事業を展開することが最善との経営判断に至った。日揮は今後、情報インフラ・基幹情報システムの開発および運用・保守サービス等において、富士通グループとなる日揮情報システムを通じて提供を受ける高度で競争力のあるサービスを活用して日揮グループ全体の競争力強化を目指していく。
また、富士通は日揮情報システムを通じて日揮グループ向けにより高度で競争力のあるICTサービスを提供していくとともに、日揮情報システムがプラントエンジニアリング分野で培ってきたノウハウを活用し、建設分野および設備保全管理分野等に向けた外販事業の拡大と新しいIoTソリューションの確立を目指す。
|