日成ビルド工業は、コマツの子会社であるコマツハウスの株式を取得し子会社化する。
日成ビルド工業の「建設」にかかわる事業の柱の一つであるシステム建築事業は、全国7箇所の生産拠点において自社商品・自社建材を製造し、官公庁、販売代理店および一般民間会社を中心に工場・倉庫・店舗・事務所等の様々な施設の販売・レンタル事業を展開している。
コマツハウスは、コマツのグループ会社としてプレハブハウスおよびユニットハウスの製造・販売・レンタルを全国規模で展開しており、特に大手ゼネコンに対して多数の取引実績を有し、現場事務所や作業員向け宿舎の建築工事に強みを有している。
日成ビルド工業とコマツハウスは、顧客の重複が少なく、両社がこれまで培ってきた経営資源を融合することで、互いに競争力が一層高まるものと判断した。具体的には、両社の販売チャネルや両社が強みをもつ自社商品・サービスを相互に活用することで、互いに受注機会の拡大が見込め、両社の生産拠点および協力会社の相互活用、技術者の交流など有機的な連携、両社のノウハウの融合により、相乗効果が創出され、両社の企業価値増大を図ることができるものと判断した。
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