ゼンショーホールディングスが子会社で食品小売事業を統括する日本リテールホールディングスを通じてフジタコーポレーションの株式を取得し、子会社化する。
ゼンショーグループは、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念の下、フード業を幅広く展開し、世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供するという使命をもって、グローバルに展開している。
また、２０１２年の株式会社マルヤのＭ＆Ａを皮切りに外食事業で培ってきたシステムを基盤とする食材の調達力、商品開発力や店舗運営ノウハウ等を最大限活用し、食品小売事業の業容拡大に取り組んでおり、現在、関東圏を中心に食品スーパーマーケット「マルヤ」、「マルエイ」、「尾張家」および青果販売店「ユナイテッドベジーズ」等を約１００店舗展開している。
一方、フジタコーポレーションは、群馬県を中心に食品スーパーマーケット「フジマート」、「アパンセ」、「マルシェ」および惣菜専門店「でりしゃす」を計４４店舗展開しており、その店舗網はゼンショーグループの食品小売店舗網と地理的補完関係にある。
本件株式取得により、商品開発、食材調達、物流、店舗運営、店舗立地開発等の各分野において相乗効果が期待でき、ゼンショーグループの食品小売事業のさらなる競争力向上を実現できると判断した。