オイシックスが大地を守る会と経営統合に向けて株式交換契約を締結した。
オイシックスは平成12年の創業以来、「より豊かな食生活をより多くの人へ」という企業理念の下、成長市場であるＥＣ市場において安心・安全な食品や短時間で調理が可能な時短ニーズ向け商品など、高品質・高付加価値分野の食品宅配サービスで独自性・競争優位性の確立に取り組んできた。
大地を守る会は、有機・無農薬食材の会員制宅配事業の草分け的存在として、40年の歴史と約２，５００人の契約生産者のネットワークを有しており、安心・安全にこだわった農・畜・水産物や無添加の加工食品等を提供している。
平成28年10月頃から、両社にて統合も視野にいれた協議を行ってきたが、安全性に配慮した高品質で付加価値の高い食品宅配事業を主たる事業とする両社が、市場拡大を図り、食品を通じてより良い社会への更なる貢献を推進するには、経営資源を結集し、新たなグループを形成することが有効であるとの判断に至った。
両社の宅配事業における顧客は年齢層なども異なることから、本統合により更なる新規顧客層の拡大と既存顧客層の確保が見込まれ、グループとして市場での競争力を高めることが可能となる。同時に、調達から販売の過程までのサプライチェーンで共通する部分の効率化により収益性の向上を図ることが期待でき、両社の企業価値の向上につながるものと判断した。