西部瓦斯が、東証1部上場で九州・山口を地盤にするマンション販売のエストラストを公開買付けにより子会社化する。
エストラストは、グループで不動産分譲事業、不動産管理事業、不動産賃貸事業を展開し、自社ブランド「オーヴィジョン」分譲マンションおよび分譲戸建の販売、マンション完成後の建物管理など様々な「住」関連サービスを手がけ、綜合不動産会社として着実に事業基盤を固め、山口県、九州の主要都市を中心に「オーヴィジョン」分譲マンションの累計供給戸数は、4,023戸に上っている。
西部瓦斯グループは、新中期経営計画において、産業用の顧客開拓を強化することでグループ全体としてのガスエネルギー事業のシェア拡大を目指す一方で、ガスエネルギー事業へのシナジーを最大化するビジネスモデルの一つとして、住宅建築・販売、リフォーム、マンション管理等くらしの中のエネルギーと関連の深いサービスを提供することで、家庭用の都市ガス販売が自由化される中においても競争力を高めていくことを目指している。。
エストラストが培ってきた山口県および九州主要都市におけるブランド力、営業力、企画開発力、経営ノウハウ等の経営資源は西部瓦斯にとって地域の補完性が高く、非常に魅力的であり、両グループが保有する用地情報や、事業・経営ノウハウを共有することで、効率的な事業運営が可能となり、より地域密着型のビジネスモデルの強化につながると判断をした。