メディアドゥが出版デジタル機構の株式を産業革新機構から取得し子会社化する。
両社はともに電子書籍コンテンツの流通を担うビジネスを展開しているが、コミックを中心としたコンテンツ領域、また電子書店向けのサービスパッケージを得意分野としているメディアドゥと、テキストコンテンツを中心にアマゾン等も含めた幅広い取引先を有し、業界全般のインフラ構築を志向する出版デジタル機構との間では相互に補完関係を構築し、シナジーを追求できることが見込まれている。
具体的には、事業規模の拡大等による電子出版コンテンツ流通プロセスの合理化、電子書籍ファイル形式に関する知見の共有や出版社向けの情報発信、電子書籍コンテンンツの販売や流通形式の多様化に向けたシステム対応、新しいビジネスモデルの開発促進などが想定し、電子書籍をより便利に安心して利用してもらえるサービスを実現し、可処分時間獲得競争に挑み、読書時間の拡大や新しい読者の獲得を進め、出版市場全体の一層の拡大および活性化とともに社会全体の質的向上に貢献できるものと考えている。
両社はこれまでに積上げてきた強みをあわせ、国内海外を問わず「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人へ」届けられるように、新たな電子書籍流通プラットフォームの構築を目指していく。
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