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東洋紡が帝人から帝人フォルムソリューションの株式を取得し子会社化
東洋紡が、帝人フィルムソリューション(TFS社)およびP.T.Indonesia Teijin Film Solution(ITFS社)の株式を取得し子会社化する。
東洋紡は、「フィルム&コーティング」を成長分野の一つに位置づけ、工業用途から包装用途まで幅広いフィルム製品を製造、販売している。工業用途では耐水性・耐久性に優れた液晶ディスプレーの偏光子保護用ポリエステルフィルム「コスモシャインSRF」や高い平滑性が特長のセラミックコンデンサ用離型フィルムの採用が拡大している。包装用途でも酸素や湿度に対する高いバリア性能により食品の消費期限を延ばせる製品など環境にやさしい高機能なフィルム製品を数多く展開している。
TFS社は、ITFS社とともにポリエステルフィルム事業を展開し、工業用途では近年、車両の電装化の進展により需要が拡大するセラミックコンデンサ用離型フィルム、包装用途では食缶用ラミネーションフィルムと、高品位のフィルム製品を供給している。
本株式取得の実施により、TFS社のもつ高い開発・生産技術と幅広い製品ラインナップを加えることで、東洋紡は高機能フィルム製品の開発・生産能力を強化し、フィルム事業基盤を更に強固なものにしていく。また、ITFS社を傘下に置くことで海外生産体制を強化し、フィルム事業の更なるグローバル展開を図る。
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