オリックスが杉孝グループホールディングスの株式を取得し子会社化 |
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オリックスが足場・仮設機材レンタル大手の杉孝グループホールディングスの株式を取得し子会社化する。 杉孝GHDは、1953年創業の足場機材を取り扱う杉孝を中核とする持株会社で、足場・仮設機材のレンタル事業を中心に、足場設計の図面制作や工事現場における安全指導コンサルティングなど建設業界向けサービスを展開し、足場・仮設機材レンタル売上高において業界第2位のシェアを有している。 補修工事は、主に高度経済成長期に整備された社会インフラの老朽化対策に加えて、相次ぐ大規模自然災害からの復旧や防災などの国土強靭化計画の後押しもあり、継続的な需要が見込まれている。一方で、建設業界は深刻な人手不足のため、生産性向上が求められておりデジタル化や非中核業務のアウトソーシングが推進されている。 オリックスは、グループの国内営業ネットワークとの連携を図り、杉孝GHDが長年培ってきた事業基盤の拡大と、現在推進するデジタル投資や次世代足場の導入加速など、杉孝GHDの更なる成長を支援していく。 オリックスは、計測機器レンタル最大手のオリックス・レンテックや受配電設備レンタル最大手の淀川変圧器をグループに有している。また2019年9月には物流機器レンタル大手のワコーパレットへ出資、建設・物流関連機器業界における連携を進め、今後も出資先のさらなる拡大を含めたスケールアップを図っていく。 |