メドレーがパシフィックシステムの株式を取得し子会社化 |
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メドレーが、パシフィックシステムの株式を取得し子会社化する。 メドレーが、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションを掲げ、医療ヘルスケア領域において社会の実需に対応した事業を展開している。インターネット等の技術を活用して医療ヘルスケア領域のデジタルトランスフォーメーションを推進し、患者と医療従事者の双方にとって納得できる医療を実現することを目指し、現在は、医療ヘルスケア領域における人材の不足や地域偏在という課題を解決する人材プラットフォーム事業として「ジョブメドレー」を、医療機関の業務効率化の改善や患者の医療アクセスの向上等を実現するためのプラットフォーム事業として「CLINICS」、「Pharms」および「MEDLEY]事業を展開している。 一方、パシフィックシステムは17年間にわたり、中小病院向けに電子カルテを開発・提供しており、同社のカルテは低コストおよび高機能性の双方を実現しているため、過去17年間の利用継続率は98%を誇り、高い顧客満足度を得ている企業である。中小病院向け電子カルテ市場は拡大傾向にあるものの、依然として紙カルテが過半を占めており、デジタル活用が遅れいる。メドレーは、高齢化・過疎化が進展する日本において、持続可能な地域医療を実現するには、低コストかつ高機能な中小病院向け電子カルテの普及が重要であると考えている。 今回のパシフィックシステムの子会社化は、病院向け電子カルテ市場への参入を目的とし、今後、両社はメドレーの顧客基盤を活用した病院向け電子カルテのシェアの拡大、およびオンライン診療システムとの連携等のシナジーを積極的に創出することで、医療ヘルスケア業界のデジタル活用を加速させていく。 |