注目のM&A

注目のM&A

スシローグローバルホールディングスが京樽の株式を
吉野家ホールディングスから取得し子会社化
スシローグローバルホールディングス(スシローHLD)が京樽の株式を吉野家ホールディングス(吉野家HLD)から取得し子会社化する。
スシローHLDは、4月1日よりFOOD&LIFE COMPANIESに社名を変更する予定で、国内外において一層「食」で貢献することを志している。また、COVID-19感染拡大以降、外食に求められるニーズに大きな変化もあり、テイクアウト&デリバリーニーズの高まりなど、変化への対応に迅速に取り組んでいる。そうした中、京樽はテイクアウト寿司市場で高い知名度を誇り、好立地に出店しているなど、非常に魅力的な事業であり、同社が営む回転寿司、寿司専門店についても、市場シェア拡大余地の大きい首都圏・関東圏を中心に店舗を展開しており、非常に魅力的な事業と考えていた。
一方、吉野家HLDとしては、2011年に京樽を子会社化し、主要セグメントの一つとして、国内外における事業の成長に貢献してきたが、新型コロナ感染症の影響拡大により外食産業を取り巻く環境は厳しさを増し、とりわけ都市部を中心に出店を進めてきた京樽は大きな影響を受けており、グループ全体として大きな変革を求められる中、事業ポートフォリオの最適化を図り、成長事業へのリソース配分を戦略的に進めるべく、本株式譲渡を行うことが最善との結論に至った。京樽としても、スシローHLDグループに加わることで、仕入れルート融合によるスケールメリットの享受、商品力強化および生産性の向上を通じた店舗ごとの売上・収益力の向上等のシナジー効果が見込まれることから、京樽の持続的な成長と企業価値向上に資すると判断し、合意した。
このページのTOPへ