注目のM&A

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オークファンがオーエスアールネットおよび大阪船場流通マートの
株式を取得し子会社化
オークファンがオーエスアールネットおよび大阪船場流通マートの株式を取得し子会社化する
近年における国内のBtoB卸売市場は300兆円規模と推定され、非常に大きな市場に関わらずEC化率は未だ30.6%(EDIによる取引を含む)と、オンライン化されていないBtoB卸売市場は200兆円以上あり、未だ電話・FAX・展示会等による受発注取引が大半であるのが現状です。また、SDGsに始まり、世界中で廃棄ロス問題が大きくクローズアップされおり、廃棄ロスは国内でも年間約 22 兆円規模に達すると試算しており ます。 この課題に対して、オークファングループは真正面から向き合い解決すべく、「RE-INFRA COMPANY」をコーポ レートアイデンティティと定義し、社会の様々な「RE」を統合した唯一無二の再流通インフラを構築し、卸売市場におけるSMB(中小企業・個人事業主)を中心としたDX化・廃棄ロスの削減に取り組み、 当社グループが注力サービスとして運営するインターネット卸モール「NETSEA(ネッシー)」は、流通額 100 億 円規模となっており、直近2年平均成長率で 17%の拡大を続け、昨今のコロナの影響も相まってオン ライン上の取引はますます活発になっている。その一方で商品を実際に手にとって判断したいというバイ ヤーのニーズや、バイヤーと対面で取引をすることに安心感を覚えるというサプライヤーのニーズも依然として強くあります。これに応えるために、当社グループでは今後の流通額拡大のためにはオンラインとオフラインの相乗効果は不可欠であると考えてきた。
オークファングループで展開する「NETSEA(ネッシー)」はインターネット卸モール運営のノウハウや、多様で特色のあ る多数の中堅サプライヤーと SMB(中小企業・個人事業主)バイヤーを取引先に持つことを強みとしております。
一方、OSR及び大阪船場流通マートは、関西を拠点に、オフラインの展示会を開催することで、中小規模サプラ イヤーと大手バイヤーに商談の機会を提供し、年間 約 40 億円の卸売流通を創出しております。 これらの両社の強みは補完関係にあると考えており、今回の取組みによる子会社化により、今後は NETSEA サプ ライヤーによる全国での展示会の開催や、OSR及び大阪船場流通マートの既存展示会への出展サプライヤーに よるNETSEA 出展など、オンライン取引とオフライン取引の併用も可能となります。また、取扱い商材ならびに出展サプライヤーの範囲が拡大されることにより、当社グループにて重要指標とするGMV(流通額)の増加にもつ ながるものと考えている。
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