エーザイがArteryexの株式を取得し子会社化 |
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エーザイが、医療情報プラットホームをはじめとしたデジタルソリューションに関するソフトウエア企画・開発会社であるArteryexを、株式買い取りおよび第三者割当増資の引き受けにより、過半数の株式を取得し子会社化する。 エーザイは、2021年4月にスタートした中期経営計画「EWAY Future&Beyond」において視点を患者様から生活者一人ひとりである「The People」に転換し、「The Peopleの生きるを支える」をビジョンとして、AIなど最新のデジタル技術を用いて医薬品のみならずソリューションをお届けし、「ThePeople」の憂慮を取り除くことを目指している。 Arteryexは、優れたソフト開発能力を有し、自社開発したPHR関連プロダクトとして、治療中の患者様や一般生活者の皆さま向けの健康関連情報のデータ化・管理アプリ、企業向けの従業員健康管理アプリなどのサービス展開をしている。 エーザイは、Arteryexを子会社化し、同社がもつ開発能力ならびに優良なPHRプロダクトを獲得することで、デジタルソリューションビジネスの基盤強化と迅速な拡大を目指す。既存のプロダクトのさらなる利用者拡大に加え、同社の画像データからの入力技術・システムを活用した新たなアプリなどのプロダクト開発を推進、また、エーザイの創薬活動や疾患啓発活動で実践してきたデータマネジメントのノウハウを活かし、PHR関連プロダクトを通じて取得するデータについてエーザイグループとして利活用を進める。 これらの取り組みにより、エコシステム・プラットフォーム(Eisai Universal Platform:EUP)の構築において、健康維持・改善、予防および疾患啓発に関するソリューションパッケージの創出とそのデリバリー基盤を強化し、「The People」への貢献を拡大していく。 |