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三井物産が
住友ファーマアニマルヘルスの株式を取得し子会社化

三井物産は、住友ファーマが保有する、日本のアニマルヘルス企業である住友ファーマアニマルヘルスの全株式を取得することに合意した。住友ファーマアニマルヘルスは、製薬企業の傘下で培ってきた高い製品開発力を強みとし、国内を中心にコンパニオンアニマルや畜産動物向けに動物用医薬品を開発・製造販売するアニマルヘルス企業。

動物用医薬品・ワクチン等から構成されるアニマルヘルスのグローバル市場は現在4兆円超で、タンパク需要の着実な伸長や新興国を中心としたコンパニオンアニマルの飼育頭数の増加などを背景に年率4%で堅調に成長している。日本は世界6位のアニマルヘルス市場であり、畜産市場は安定成長している。また、犬や猫などのコンパニオンアニマルの高寿命化、家族化等を背景にコンパニオンアニマル市場は年率8%で成長しており、市場の拡大を牽引している。住友ファーマアニマルヘルスは日本全国に強固なネットワークを持ち、高い製品開発力を通じて高度化する市場のニーズへ応えている。

三井物産は2016年にニュートリション・アグリカルチャー本部を創設し、アニマルヘルス事業を重点領域の一つと捉え、2020年に世界第5位のフランスCeva(セバ)、2022年にブラジルOurofino(オウロ フィーノ)へ出資参画している。
今般の住友ファーマアニマルヘルス全株式取得により同社を日本の事業基盤と位置付け、海外製品の導入や国内製品、知的財産の導出を推進していく。これらの活動と、三井物産の保有するアニマルニュートリションを含めた幅広い事業資産やグローバルネットワークとのシナジーを創出し、グローバルのアニマルヘルス産業の発展に貢献していく。