注目のM&A

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ANAホールディングスが
日本郵船から日本貨物航空の株式を取得することに向けて基本合意書締

ANAホールディングスは、日本郵船が保有する日本貨物航空の全株式を取得することに関して基本合意書を締結

ANAホールディングスは成長回帰に向けた足元固めを行い、今後の持続的成長を目指す新たな中期経営戦略「2023- 2025年度ANAグループ中期経営戦略」を2023年2月15日付で公表し、本経営戦略において中核事業であるエアライン事業の利益最大化を目標としているが、貨物事業の拡大をその重要な手段の一つとして位置付けている。

日本貨物航空 は本邦唯一の国際航空貨物専門航空会社としてこれまで40年近くに亘り高品質な国際貨物輸送サービスを提供してきた。過去にはANAホールディングスもNCA の経営に参画していたことに加え、現在でも両社は航空機整備部門における業務協力、両社運航便での共同運航(コードシェア)や連帯運送を柱とする戦略的業務提携に関する覚書を締結しており、相互に協力関係にある。

今後日本貨物航空の全株式を取得し、ANAホールディングスグループの航空事業ポートフォリオに加えると同時に、日本最大の国際線旅客便ネットワークを活用するANAホールディングスグループの貨物事業と将来的に統合・再編することで、お互いの強みを補完し合うコンビネーションキャリアとして収益性が高まり、グループの成長戦略を加速できると判断した。

本取引により日本を拠点とした国際航空貨物ネットワークと商品・サー ビスを一層充実させ、サプライチェーンの高度化に対応し得る高品質かつ競争力のある航空貨物輸送サービスの提供を行うことで、物流の世界においても空からはじまる多様な価値提供を行い社会に貢献することを目指していく。