日本テレビホールディングスはファッションECサイト大手のLa belle vie（以下ラベルヴィー）の全株式を取得し完全子会社化するために、ラベルヴィーの創業者であるアラン・スラス氏らと株式譲渡契約を締結した。

日本テレビホールディングスグループは「感動と信頼の№1企業」を標榜しており、生活者の暮らしを豊かにする事業を展開している。また、「テレビを超えろ、ボーダーを超えろ」をスローガンに、放送事業の枠にとらわれない事業拡大を推進している。これまで放送局の信頼性をベースに、テレビ通販を中心とした物販事業に注力してきたが、生活者の利便性を向上させるECを強化し、暮らしを豊かにする物販事業を展開していくため、今般、ファッションECサイト大手のラベルヴィーを100％子会社化することとした。

ラベルヴィーはフラッシュセール事業（時間限定で特定ブランドのセールを行うECサイト）を中心に運営しており、生活者に優良な商品をより手ごろな価格で提供し、ファッションEC業界で確固たる地位を築いている。同社のもつIT基盤や人材、知見を活用して物販事業のデジタル化（EC化）を推進するほか、取り扱い商材・サービスの相互拡大等の協業を通じて、日本テレビホールディングスグループ全体の物販事業の強化を目指す。本取引の実行により、中期経営計画でも掲げる2024年度売上高5,400億円、営業利益700億円の達成を目指す。