東北新社がナショナル物産の運営会社の株式を中島菫商店に譲渡 |
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東北新社は、子会社のナショナル物産が麻布店、田園店及び広尾店において営む青果、精肉、乳製品、一般食品、和洋酒類及び日用雑貨品等の販売等を行うスーパー事業を新たに設立 したNA ホールディングスに承継させたうえで、その発行済株式の90%を、株式会社中島董商店に譲渡する。 東北新社は、1962年のナショナル麻布店オープン以来、長年培ってきた外国人向けサービスの知見とブランドを活かした上で、データ分析に基づく品揃えや発注精度の向上、オフライン/オンライン双方のマーケティング手法の導入、EC 拡大・流通センター化等を通じて、ナショナル物産が営むスーパー事業の経営改善及び成長を目指してきた。もっとも、商材、輸送費、人件費の上昇及び競合激化等の市場の変化に伴い、更なる経営改善及び成長を実現するためには、積極的な店舗展開や人材投資が必要となり、これらの経営ノウハウと資金を営む資源の投入が迅速かつ積極的に行われる事業環境の整備が必要と判断した。 このような状況の中、ナショナル物産と古くから取引関係があり、ナショナル物産の商品及びお客様に対する価値観を理解し、また、将来の本事業の成長が期待できる中島董商店グループに、本事業及びそれに関連する本不動産を譲渡することにより、本事業の持続的な成長と収益拡大を実現させることが可能であること、及び、東北新社においても事業の選択と集中によって株主価値の最大化につながると判断し、本件を実施することとなった。
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