電気興業がサイバーコアの株式を取得し子会社化 |
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電気興業は2022年4月より新たな事業分野としてソリューション事業を本格的に立上げ、創業以来70年以上の実績を持つ電気通信事業や高周波関連事業に加え、新たな事業領域の拡大に取り組み、特に将来の発展性に期待し、AI の分野に注力をし、今後AIが私たちの生活に欠かせない、より身近な存在になる社会を想起し、この分野における事業開発とパートナー企業の探索を進めていた。 サイバーコアは、2007年の設立以来、画像処理・画像認識・人工知能アルゴリズム開発を専門的に扱ってきた画像AIのパイオニアで、世界的なコンピュータビジョン(CV)のカンファレンス「CVPR」において2度の部門優勝を果たすなど、CV や画像AI領域における高い技術力を有しており、「AIソリューションの社会実装」をテーマに掲げ、今年度は好業績を上げている。 両社は既に岩手県盛岡市における AI 人流・交通分析システムの整備など、ソリューションプロバイダとしての協業実績を有しており、強力なパートナーシップを構築してきた。電気興業が主にアンテナ製造や設計で培ってきたあらゆる周波数帯に対応できる無線通信技術及び様々なカメラを中心としたセンシング技術と、サイバーコアの持つ画像やセンシング AI 技術をかけ合わせることで、両社の強みを活かしたソリューションビジネスをより効率的且つ精力的に構築することで、企業価値の更なる向上が可能になると判断し、今回の株式取得に至った。
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