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ユビキタスAIがグレープシステムの株式を取得し子会社化

ユビキタスAIがグレープシステムの株式を取得し子会社化する。

ユビキタスAIとグレープシステムは、2022331日に資本・業務提携を行い、ユビキタスAIがグレープシステムの株式の一部を取得していた。両社は、いずれも組込み機器開発に必要とされるソフトウェアの開発・販売および受託開発を行う企業として、ユビキタスイAIは、多彩かつ豊富な製品ラインアップ、グレープシステムは、組込み/プリンター向け製品に加え、受託開発力に強みを持ち、両社の強みを生かした連携により、技術進化や顧客ニーズ への対応力を強化することで、両社の事業強化・拡充が期待できるものと考え、資本・業務提携に至っていた。この資本・業務提携以降、具体的な事業連携の取組みを通じて大きなメリットがあることを実感し、更に関係を強化することで事業上のシナジーが広がる可能性を強く感じていた。これまで市場縮小が懸念されていた組込みシステムの開発ニーズは、EVを起点とした自動車の電子化拡大、IoT 機器の普及に伴う機器開発やセキュリティ対応などによって拡大しており、両社の経験と知見を生かすことによってビジネス機会の増加が予測されることから、この流れに対応すべく、今回の資本統合に至った。

グレープシステムは、ユビキタスAIによる100%株式取得後も、引き続き独立した企業として事業を継続する。

今後は両社の強みを生かせるよう更に連携を深めることによって、双方で共通した事業運 営の統合に取組み、また、将来の成長のため、今後の課題のひとつである組込みエンジニアの採用・育成強化に協力して取組み、開発・顧客サポートのための体制強化を推進するとともに、優秀な人材を活用した新たなビジネスの検討なども行っていく。

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