あいホールディングスがティエスティの株式を取得し子会社化する。

ティエスティは、半導体製造・検査装置のフィールドサポートサービスを主要事業として行っており、装置の延命化やメンテナンス費用のコストダウンという市場の課題に対して、装置の改善対応、予防保全の推進や中古装置の導入支援などに取り組んでいる。

あいホールディングスは、半導体製造・検査装置の中古品を買い取り、新品時スペックまで修復して販売するリファブ販売に強みを持つナノ・ソルテックを2022年２月に子会社化し、直近では半導体異物検査装置「WiN－10」をナノ・ソルテックにて自社開発し、製造・販売を開始している。

今後、同製品の拡販を進める上で増強が必要となるサポートサービスをティエスティが行うことに加えて、中古装置の売買においても取り扱い範囲が拡がることなどのシナジー効果があることから、同社の株式取得を決定した。

両社が得意とする350nm(0.35μm)クラスの半導体製造・検査装置市場では、依然として20

年以上前の中古品が多く用いられており、EV 化やIoT化の加速に伴い更なる需要拡大が期待されている。あいホールディングスとしては、中古売買から自社製品開発へと新たな成長を始めた半導体検査装置事業を本件株式取得によって更に加速させ、ポートフォリオの拡充を図っていく。