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センコーグループホールディングスが七彩の株式を取得し子会社化

センコーグループホールディングスが、ワコールホールディングスから京都の老舗ディスプレイメーカーである七彩の株式を取得し子会社化する。

七彩は、マネキンの製造、販売を祖業とした老舗企業で、長年の実績により、百貨店やアパレルメーカーでシェアを拡大し、商業施設等のディスプレイの企画・設計・施工、各種マネキン・店舗什器の製造・販売を行っている。また、デザイン性を重視する個人病院の設計や施工、内装工事といったホスピタル事業など、顧客の拡大にも積極的に取り組んでおり、京都を中心に、国内各地に計10カ所の拠点を保有し、タイに合弁会社を設立するなど、海外アパレルブランドの高度なリクエストにも対応できる高い技術力を強みとしている。

センコーグループホールディングスは、オフィスや店舗、飲食店の什器を企画・販売するスマイルが傘下にあり、七彩をグループ化することで、スマイルが手掛ける什器の企画や組立設置工事等を七彩と協業し、スマイルの提案力強化を図る。七彩は、センコーグループの介護施設や保育施設等の内装工事やファッション物流関連の取引先案件を受託するなど、販路拡大にもつなげる。

一方、七彩の親会社のワコールホールディングスは、EC販売の比率の高まりにより、七彩が行っている売り場施工やマネキン配備のシナジーが薄れたため、シナジーの薄いグループ会社見直し策の一環として、連結子会社からはずす。


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