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サクサホールディングスがソアーの株式を取得し子会社化

サクサグループの主力工場であるサクサテクノ(山形県米沢市)は、これまで培ってきた 基板実装・無線・メカトロの製造技術を基に、部品調達・金型・成形・基板実装・製品組立・出荷保証・保守まで一貫した生産プロセスを提供し、製品づくりに取組んでいる。サクサグループでは、山形県米沢市には主力工場の他に2つの工場および付随する複数の倉庫を有しているが、設備の老朽化、複数拠点における生産の非効率、外部倉庫の賃貸費用の増加といった課題があり、モノづくりにおいては国内外の競争環境の変化に対応するための技術革新とコスト削減の両立、人口減少と高齢化による労働力の確保や技術者の育成が困難といった様々な課題にも直面している。

ソアーは、これまで世界で初めて有機ELOLED)ディスプレイの量産に成功した技術力 や車載用オーディオ機器の量産経験をベースに、産業・民生・車載と多岐にわたる製品の量産化を実現してきており、パイオニアグループとして培ったカーエレクトロニクスを中心とした製品開発、製造の技術ノウハウを保有しているだけでなく、それらの事業の中で培った高い技術力と経験を備えた人材を多数有している。

両社はともに山形県米沢市に生産拠点を置き、隣接する企業でもある。今回の株式取得により、サクサテクノおよびソアーは、それぞれの既存事業の維持拡大を図るのみならず、サクサグループ全体として、人材の活用・確保、保有する設備の有効活用などを含めて両社の生産体制を考えることが可能となり、多くの面で効果が期待でき、スマート工場化を実現できると考えている。今回の株式取得により両社の強みを結集し、生産性の向上および事業拡大を図っていく。

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