エムスリーが、健康保険組合向けの保健事業支援サービスを主に展開するミナケアを子会社化した。

エムスリーは、日本の医師の約9割にあたる33万人以上が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営し、製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービスに加え、クリニックを対象とした医療現場DX化支援サービス等を提供している。また、2022年度に疾病の発症前の段階から健康状態を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を開始し、関連する企業の子会社化を含めた様々な施策を展開・推進してきた。

ミナケアは、「病気の治療よりも病気の回避を促し、健康の維持に投資する『投資型医療』の実現」を志向しており、健康保険組合向け保健事業戦略コンサルティングサービスを中心とした保健事業支援サービスを主に提供している。また、ヘルスケア関連企業向けのヘルスケアデータ事業や、行政やアカデミアと共同で予防・「健康づくり」に関するサービスも提供しており、これらの事業展開を通じ、エンドユーザーである個人の疾病予防、「健康づくり」への貢献を目指している。
今後は①Evidence Based Health Score(EBHS)との連携、②相互の顧客に対するサービス提供、③新たなサービス開発・提供の推進などの想定されるシナジー効果を創出することを目指して、取り組んでいく。