イントラストはラクーンレントの全株式をラクーンホールディングスより取得することについて、具体的な協議を進める旨の基本合意書をラクーンホールディングスとの間で締結する。

イントラストは、総合保証サービス会社として、家賃債務保証を中心に、医療費用保証、介護費用保証、養育費保証を展開している。2024年5月10日に開示した中期経営計画において、成長戦略として、賃貸不動産分野における家賃債務保証を掲げ、また、成長投資として、M＆Aを掲げている。

ラクーンレントは、ラクーンホールディングスの連結子会社として、家賃債務保証事業を展開し、2018年12月にラクーンホールディングスグループに参画し、その後は、入居時に発生する初回保証委託料を抑えた「シンプルプラン」や、業界初の補填型家賃保証サービス「RACUHO（ラクホ）」など、様々な物件を管理する不動産会社にとって利便性の高い、かつユニークなサービスの提供をしてきた。また、居住用に加え、事業用の保証商品も展開しているという特徴を有している。

ラクーンレントは、イントラストグループと同じ家賃債務保証事業を展開しているため、営業協力並びに債権回収や契約管理等において、ノウハウや経営資源の共有化が図りやすいと考えており、本取引により、ラクーンレントの売上及び利益創出効果が期待できると考えている。また、イントラストグループにおいて、成長の余地を模索している事業用保証の実績を有しており、ラクーンレントがグループ入りすることで、事業用保証拡大の足掛かりになるとの判断により、株式を取得することについて、具体的な協議を進める旨の基本合意書を締結することとなった。