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日本郵船がENEOSオーシャンのLPG船など海運事業承継会社を買収

日本郵船は、ENEOSホールディングスの連結子会社でENEOSグループの海運事業を手掛けるENEOSオーシャンが、新たに設立し、ENEOSオーシャンの原油タンカー事業以外のLPG船、ケミカルタンカー、プロダクトタンカー(石油製品船)および貨物船(ドライバルク船等を中心とする海運事業を吸収分割により承継させる新会社株式の80%を取得し、子会社化する。新会社はLPG18隻、ケミカルタンカー・プロダクトタンカー19隻、貨物船12隻の計49隻を運航し、傘下に在シンガポールの運航会社や船舶管理会社など16社を含む予定。

日本郵船グループは中期経営計画“Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -”のもと、ESGを中核に据えた成長戦略を推進している。エネルギー輸送事業においては成長事業と位置付けるLNG/LPG船事業を中心に取り組みを強化するとともに、インフラ企業としての安定的なエネルギー輸送の責務を果たすことを目標としている。本件取引はその戦略に沿ったものであり、日本郵船グループのエネルギー事業をより強固にするものです。

本件取引により、日本郵船グループの品質管理やコスト競争力におけるスケールメリットを追求するとともに、設立される新会社の良質な船隊と豊富な知見・経験を持った役員・従業員の方々と共にシナジーを創出し、更なる成長を追求していく。


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