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長瀬産業が旭化成ファーマの診断薬事業を取得

長瀬産業は、注力領域であるライフサイエンス分野の製造機能強化と、育成領域である研究開発機能を活用したバイオ分野での事業拡大を目的として、旭化成ファーマとの間で、旭化成ファーマの診断薬事業の買収等を内容とした最終契約を締結した。

長瀬産業は、グループのバイオ関連事業の中核製造会社・ナガセヴィータを中心に、主に産業用酵素の研究、開発、製造、販売まで一貫した事業活動を展開し、幅広い業界に向けて高品質な製品を提供している。

診断薬用酵素市場は、今後も継続的な成長が見込まれ、特に先進医療技術や個別化医療の発展とともにその需要の高まりが期待されている。本件買収により、両社の既存顧客に加え、NAGASEグループのライフサイエンス分野のネットワークにより、販売網拡大・強化を見込んでいる。また、旭化成ファーマの精密で高感度な診断薬酵素の研究開発能力は、長瀬産業の技術力を高め、新たな市場競争力の確保に寄与する。さらに、長瀬産業がこれまで培ってきた酵素および酵素反応物の研究開発能力を、診断薬用酵素の分野にも応用することで、革新的な製品の開発につながるものと期待している。

NAGASEグループの技術力向上と事業ポートフォリオ拡充により、グループの酵素事業全体の安定した成長基盤を確保する。

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