長瀬産業が坂ノ途中の株式を取得し子会社化する。
長瀬産業は、中期経営計画 「ACE 2.0」の成長ストーリーにおいて、「基盤」「注力」「育成」「改善」の4つの領域を掲げ、商社、製造、研究開発の各機能を軸に事業を展開している。
今回、次世代事業開発の基盤づくりを目的に、育成領域における提携として、坂ノ途中の株式を取得する。
坂ノ途中は、持続可能な農業の普及を掲げ、環境負荷の小さい農業に取り組む生産者が栽培した農産物を販売するほか、東南アジアの森林伐採の減少や山間地での雇用創出を実現するためスペシャルティコーヒー豆の栽培や販路構築の支援を行っており、坂ノ途中が有する生産者とのネットワークと、NAGASEグループがこれまで培ってきたバイオ分野の知見やサステナブル市場の創造に向けたソリューション提案を掛け合わせ、農業分野における新たな価値提供を通じて社会・環境課題の解決を目指す。
長瀬産業は、既存事業とは異なる視点での事業創出を目的としたスタートアップ企業への投資活動の高度化を目的に、2023年よりCVC活用を開始。本件はCVCを活用した取り組みの一環で、坂ノ途中との提携を通じて有機農業領域でのナレッジを獲得することで、新たな事業創出に活用する。
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