注目のM&A

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アイビスがテクノスピーチの株式を取得し子会社化

アイビスがテクノスピーチの株式を取得し子会社化する。

アイビスは、2023年3月23日の東証グロース市場上場以降、既存ビジネスであるモバイル事業及びソリューション事業の更なる拡大に尽力しているが、より持続的な成長基盤を確立するため、2024年4月よりM&Aの調査を開始した。

こうした中、AI 音声合成技術関連事業を展開するテクノスピーチの世界レベルの極めて高い技術力及び開発力と、同技術の市場成長性を勘案した結果、アイビスの主力製品であるモバイルペイントアプリ「ibisPaint」と高いシナジー効果が期待でき、企業価値を更に高められると判断し、テクノスピーチの全株式を取得することとした。

テクノスピーチは、名古屋工業大学を中心として開発された世界最先端の音声関連技術の普及を目的として200911月設立。主にエンターテイメント事業領域での大手企業からの継続的な受託業務(基盤事業であるBtoB 事業)をこなすことで技術力、開発力を高めつつ、2013 年からサービス提供を開始した大手企業4 社と共同で展開する「CeVIO」プロジェクトに加え、2022 年から新たにサービス提供を開始している「VoiSona」プロジェクトにて、BtoC 領域を中心に、成長事業として更なる事業拡大を見込んでいる。特に、最新のAI 技術で人間の歌い方をリアルに再現する音声創作ソフトウェア「VoiSona」と、当社のモバイルペイントアプリ「ibisPaint」の両製品は、日本のイラスト・音楽・ミュージックビデオなどを含む創作文化に相性が良く、共にBtoC 向けクリエイティブ製品でありユーザーターゲットも近しいと考えている。

アイビスは、テクノスピーチを連結子会社化することで、AI 音声創作ソフトウェア「VoiSona」のグローバル展開を加速させ、「ibisPaint」と同様、「VoiSona」を世界中のユーザーに愛される製品に進化させていく。

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