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きんでんが三菱電機から北弘電社の株式を取得し子会社化する

きんでんと三菱電機は、三菱電機が保有するの全株式をきんでんに譲渡することに合意した。これにより、北弘電社は三菱電機の子会社からきんでんの子会社に異動する。

北弘電社は、1951年に設立され、電気設備工事の施工を通じて地域社会への貢献を果たすべく、北海道を中心に「社会インフラ」「産業インフラ」「快適な事務・生活空間」を構築するための活動を続け、屋内配線工事事業、電力関連工事事業、産業設備機器の仕入・販売等を主な事業として事業活動を展開している。

きんでんは、中期経営計画「Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~」において、事業基盤をより一層強化していくための柱となる「事業戦略」と、それを支える人財・働き方戦略、コーポレート戦略、環境戦略等に取り組み、グループ全体で持続的成長・発展を目指している。

そのような状況下、再開発をはじめとする旺盛な建築工事需要、再生可能エネルギープロジェクトの活性化等によって今後の市場の盛り上がりが期待される北海道エリアにおいて、多数の施工実績と確固たる顧客基盤、豊富な技術人員や強固な施工体制を有している北弘電社をグループに迎えることで、両社がそれぞれ保有する経営資源の相互の補完・共有・活用を図り、地域密着を更に進め、北海道エリアにおける事業基盤をさらに強化していく。

三菱電機は、2024415日に北弘電社を子会社化し、財務的支援を実施しつつ、早期かつ抜本的な経営状況の改善を図ってきた一方で、三菱電機は重点成長事業に集中的に投資するポートフォリオ戦略に基づき、関係会社の再編を推進しており、北弘電社については、経営環境及び将来の事業展開に照らして、工事会社であるきんでんと一体となって事業運営を進めることが、お客様満足度の向上、更には北弘電社の事業発展に寄与するとの経営判断に基づき、今回の合意に至った。

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