エスケーエレクトロニクスがアサヒテックの株式を取得し子会社化する。
エスケーエレクトロニクスは、経営課題として関連子会社によるグループ力の向上をあげており、それを実現する重要施策としてM&A を通じたグループ企業の拡大を掲げている。
アサヒテックは、スクリーンマスク製造、レーザー加工技術をコアの技術として事業を展開しており、主力事業である自動車用のスクリーンマスクの製造販売において、国内では圧倒的なシェアを占め、米国・中国でも製造販売をしている。また成長分野である電子部品を対象としたレーザー加工技術を用いたメタルマスクが次の事業の柱となっており、インドでもレーザー加工事業を展開しているなど、取り扱い事業分野は安定性と成長性の両面を持ち合わせている。売上高はコロナ禍で落ち込みはあったものの、そのリセッション局面においても継続して黒字を計上しており、海外子会社を含め安定した事業経営を行っている。
本買収を通じて、エスケーエレクトロニクス、アサヒテックともに事業領域の拡大と技術の向上を目指し、質、量の両面でのグループ力の向上を実現させる。人材、事業所、技術、ノウハウといった両社が持つ有形無形の資産をお互いに有効利用することにより、得られる経営シナジー効果が高いと判断しており、また、エスケーエレクトロニクス、アサヒテックともに電気機器・電子機器等の工業用マスク製造を事業分野としている一方で、事業領域や取引先について重なっておらず、そのこともシナジー効果を高めるものと考えている。
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