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塩野義製薬が鳥居薬品をTOBで子会社化

塩野義製薬が鳥居薬品をTOBで子会社化する。

塩野義製薬は現中計において「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す」をビジョンに業容拡大を進めており、その一環となる。鳥居薬品を子会社化することで国内事業の強化やグローバル展開の加速、柔軟な製造/販売体制の実現などの相乗効果を期待する。

鳥居薬品の買付価格は1株につき6,350円。TOB公表前日の終値5,230円に21.41%のプレミアムを加えた。買付予定数は1,2712,351株。下限は所有割合11.89%にあたる3342,000株。買付代金は約807億円。買付期間は58日~618日の30営業日。決済の開始日は625日。公開買付代理人はSMBC日興証券株式会社。

鳥居薬品はTOBに賛同し、株主に応募を推奨する。TOB成立後、株式併合、自己株式取得などの手続きを経て、塩野義製薬は鳥居薬品を完全子会社とする。日本たばこ産業が所有する54.78%の株式については、塩野義製薬による鳥居薬品への資金提供後、鳥居薬品が自己株式取得を行う。

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