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アジャイルメディア・ネットワークがsayuri-styleの株式を取得し子会社化

アジャイルメディア・ネットワークがsayuri-styleの株式を取得し子会社化する。

アジャイルメディア・ネットワークグループは、ファンマーケティングを核とした多角化戦略の一環として、アジャイルメディア・ネットワークおよび連結子会社であるBTCリンクにおいて、楽天など大手ECモールに自社店舗を開設し、ECによる小売事業を展開している。

sayuristyleは、アパレル・ライフスタイル雑貨などを取り扱うファッション系の小売業を営んでおり、30代〜50代の女性を主なターゲットとして「上品で落ち着いた美しさ」に「現代的なミニマルライフスタイル」を掛け合わせた世界観のもと、Instagramと連動したネット通販および広島市中区の実店舗「bloom」で商品を販売している。とりわけInstagramを活用したライブコマース販売が好評で、フォロワー数は2.3万人を超え、現在も増加傾向にある。しかしながら、sayuristyle社では仕入れからECサイトの商品登録、販売、出荷に至るまでの業務を代表取締役の若井氏が一手に担っており、業務量の増加及び人員不足が喫緊の課題となっていた。売上拡大の可能性を有する一方で、運用体制の未整備が成長の阻害要因となっていたことから、アジャイルメディア・ネットワークはsayuristyle社の全発行済株式のうち50%を取得し、子会社化することを決定した。

売上拡大を図る上で、組織体制の整備及び業務プロセスの仕組化が不可欠であるとの認識のもとで協議した結果、アジャイルメディア・ネットワークの子会社として管理体制の構築及び業務の仕組化を推進し、若井氏は主に仕入れやライブコマースなどに注力するという役割分担を行うことで、双方が50%ずつの持分比率を有する形で合意に至った。

子会社化により、sayuristyle社のEC関連のバックオフィス業務(商品登録、売上管理、出荷業務等)をアジャイルメディア・ネットワークが担うことで、若井氏は商品企画やライブコマース等のコア業務に注力できるようになる。これによりブランド力と売上のさらなる向上を図るとともに、グループのEC事業における運用リソースを活用することで、グループ全体の収益力強化につながると考えている

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