ダイドーリミテッドがジャパンブルーの株式を取得し子会社化する。
ダイドーリミテッドは、2024年5月20日公表の中期経営計画「革新と進化」において、中長期的な企業価値向上に向けた施策としてM&Aによる非連続的な成長の実現を掲げ、グループの事業・機能を補完し、企業価値向上に資するM&Aの検討を行ってきた。
ジャパンブルーは、デニムを地場産業とする岡山県倉敷市児島地区を拠点とし、 「MOMOTARO
JEANS」や「JAPAN BLUE JEANS」などのジーンズその他デニム製品の企画・製造・販売
を行なうアパレルブランド事業とテキスタイルの製造・販売を行なうテキスタイルブランド事業を展開しており、同地区において独自のポジションを築くことによって高い競争優位性を有し、今後も対象市場の拡大を背景に安定的な成長が見込まれている。特にアパレルブランド事業の「MOMOTARO JEANS」は、高品質な国産ジーンズブランドとしてのブランド価値を確立しており、国内のみならず海外での知名度も高く、近年の訪日観光客の増加を追い風に売上高を拡大させており、テキスタイルブランド事業においては、国内外のアパレルブランド各社に対して付加価値の高いデニム生地を提供し、安定的な収益を創出している。
ジャパンブルーの事業領域はダイドーリミテッドの事業・機能を補完するものであり、日本国外に有するテキスタイル販売網の活用や、アパレルブランドとのコラボレーション企画などによってシナジー効果が創出されることを見込んでいる。
ものづくりに強いこだわりを持ち"本物”のデニムを志向するジャパンブルーの企業文化とダイドーリミテッドグループの「お客様第一」「品質本位」という経営理念は高い親和性を有しており、本株式取得によってグループ全体の企業価値向上と両社のさらなる発展が実現可能であると考えている。
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