三菱電機冷熱プラントと三浦工業は、三菱電機冷熱プラントの子会社である菱冷環境エンジニアリングの全株式を三浦工業が取得する株式譲渡契約を締結した。

菱冷環境エンジニアリングは三菱電機グループの一員として、水処理装置の計画・設計・開発から施工・保守点検・水質分析に至るまでを手がける総合水処理エンジニアリング会社で、水処理事業を通じて環境に優しく、安全で快適な社会づくりに貢献することを企業目標に掲げ、多くのお客様から確かな信頼をいただいている。

三浦工業はこれまで用水処理を中心に水処理事業を展開してきたが、近年、民間工場の現場では人手不足や熟練オペレーターの高齢化が深刻化し、水処理分野でも課題が顕在化している。工場向け水処理を全国規模で担う企業は限られているため、三浦工業はこの状況を成長の機会と捉えており、今回、排水処理に強みを持つ菱冷環境エンジニアリングをグループに迎え入れ、設計技術や運転ノウハウを強化し、設計・施工・運転管理を一体化した工場向けの水処理トータルソリューションを提供していく。これにより三浦工業の水処理事業を大きく飛躍させることを目指す。